カラー後の頭の痒みの原因
名古屋・栄でPur hairという美容院をオープンして15年。
母親の薄毛がきっかけで育毛について深く学び始め、美容院ではカットカラーはもちろん、頭皮や抜け毛にお悩みの女性の相談にものっています。
プロによる正しい髪の知識をお伝えしていきます。
カラーアレルギーのリスク
カラーした後や数日間、頭が痒くなる方は「仕方ない」ではなく、必ず教えてください!
ヘアカラーは今まで大丈夫でも急にアレルギーになる事もあります。
アレルギーまでではなくても、繰り返しカラーをする事で少なからず頭皮へのダメージがありますので、当店ではカラー前に頭皮のバリア機能を強化する保護剤をつけていますが、それでも接触皮膚炎になることがあります。
カラーの後にかゆくなる方はアレルギー予備軍ですので、普通のヘアカラーから、より刺激の少ない香草カラーやマニキュア、ノンジアミンカラーに変更するタイミングなども見させていただきます。
お客様にはいつも健康な頭(体も)でいてほしいので、
「痒い~」「ヒリヒリする」
など何か不調がありましたらご遠慮なく必ず教えてくださいね!
ちなみに私(森)は、普通のカラーをすると1週間頭がすごく痒くなります。
けど、ノンジアミンカラーに切り替えてからは痒みが出ることなく、ヘアカラーを楽しめています⭐︎
だからこそ、皆さんの頭皮が心配です。低刺激カラーがあるということを知ってほしいです。

頭皮の乾燥が原因かもしれません
頭皮が乾燥しているとバリア機能が弱ってしまうので、カラー剤が肌に浸透しやすくなってしまいます。
頭皮用の化粧水や育毛剤が保湿剤にもなりますのでそちらをしっかりつけてもらい、特にカラー後の1週間は集中的に保湿をしてください。
冬は空気が乾燥しているので体も乾燥しやすく保湿を意識されると思いますが、夏は汗をかくから乾燥とは無縁と思われがちですけど、夏は汗をかくことで実は頭皮が乾燥してしまいます。
常に清潔な頭皮を保ちましょう
頭は髪の毛が10万本生えているので頭は体の中で1番皮脂腺と汗腺が多い場所となります。
汗をかいているつもりがない人でも実は頭はしっかり汗をかいています。
頭にも常在菌が存在し、汗をかいたり、シャンプーをした後乾かさないで自然放置したりすると、雑菌が増えて常在菌のバランスが悪くなり、マラセチア菌が増えすぎると頭に痒みが出たりブツブツができたりします。
夏場は毎日シャンプーをするようにして、常に清潔な頭皮を保ちましょう。
基本は夜シャンプーをしてもらいたいのですが、寝ている間に汗をかくから朝も頭を洗いたい方も多いと思いますが。
夜シャンプーをしたなら朝のシャンプーをしてしまうと洗いすぎでまたバランスが崩れてしまいますので、朝はシャンプーはしないでシャワーで頭を流すだけでも充分汚れは取れます。
朝も夜もシャンプーをしないように気をつけてください。
頭皮のPHバランスを整えてくれる頭皮用化粧水をシャンプー後のドライヤーを乾かす前に付けてもらうと頭皮の肌荒れも予防ができ、かゆみや不快臭を軽減することができますので、夏もお勧めのヘアケア商品です。
→こちら
体内の栄養バランスも大切です
また、頭皮の乾燥や痒みの原因は外からだけではなく、体の中からの問題も大きく関係しています。コラーゲン不足によるものや、ビタミン・ミネラルの不足によるものもあります。
ビタミンB群不足は、肌荒れや皮膚炎をおこします。
肌に関係するのはビタミンB2・ビタミンB6です。

鉄不足・タンパク質不足だとコラーゲン生成もできないので、女性に不足しやすい鉄分も意識して摂ることをお勧めします。
鉄不足=隠れ貧血
血液検査では引っかからないけど貧血症状があったり、鉄分が足りていないことをいいます。
献血によく行かれる方も隠れ貧血になりやすいです。
女性の6割以上は隠れ貧血といわれています。鉄欠乏・タンパク質欠乏は薄毛にも関係しますので、抜け毛や薄毛が気になる方はミネラルをバランス良く日々の食事から摂っていただきたいです。
安全で安心して飲んでもらうことができるこだわりの「なでしこさぷり」の取扱いもしています。

髪にも関わる栄養面については、また別の記事に書いていきます。
下の記事もお勧めです。ご覧ください。
名古屋・栄でPur hairという美容院をオープンして15年。
母親の薄毛がきっかけで育毛について深く学び始め、美容院ではカットカラーはもちろん、頭皮や抜け毛にお悩みの女性の相談にものっています。
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